今回はUVレジンでドライフラワーを封入したストラップを作っていきます。
UVレジンでは初心者向け(私は初心者だし)で作れそうなものを作ってみました。
もくじ
- ドライフラワー封入UVレジンストラップ作ってみた動画
- 使用した材料・道具
- ドライフラワーを封入したUVレジンストラップの作り方
- 透明レジンに着色する
- モールドの両端に着色レジンを乗せる
- 中央に透明レジンを入れる
- 着色レジンと透明レジンを混ぜてグラデーションにする
- ドライフラワーをランダムに乗せる
- パールビーズを散りばめて、両面にUVライトを当てる
- 表面が凸凹しているので、透明レジンを乗せていく
- ヒートガンで気泡を除く
- レジンを塗る、ライトを当てるの繰り返し作業
- 歪な形を整えるためヤスリがけをする
- 9ピンをつけるためピンバイスで穴を開けて接着する
- 表面のコーティングに透明レジンを筆で片面ずつ塗り、両面UVライトを当てる
- ストラップ金具を付けて完成です!
- まとめ
ドライフラワー封入UVレジンストラップ作ってみた動画
動画では実際に手を動かしているのでわかりにくい方は参考にしてみてくださいね。
使用した材料・道具

UVレジン
初心者向けに作られているUVレジンです。(粘度高め)
UVレジンは透明で少し粘度があり、紫外線で硬化させて仕上げます。
太陽光で硬化させるのはかなり大変なので、UVライトとセットで使用します。
液体状のUVレジンは有毒性があるので、ゴム手袋などを使用しましょう。
硬化したものは毒性がなくなっており、肌に触れても大丈夫です。
UVレジンは100円ショップでも販売されていますが、たくさん作りたい場合は大容量のものを選ぶと良いでしょう。
UVライト
折り畳み式のUVライトで、大変コンパクトです。
液体状のUVレジンを硬化させるために使用します。
こんなので本当に大丈夫?と思ってしまいますが、UVレジンをしっかり硬化してくれます。
レジン用染料(ブルー)
透明なUVレジンに着色するために使用する着色剤です。
濃縮した染料のような感じで、透明レジンと混ぜるとカラーレジン液を作ることができます。
レジン用モールド(型)(深型が良かった…)
UVレジンのシリコン型になります。
UVレジンは液体状なのでシリコン型に流し込んで、UVライトで硬化させてからシリコンからレジンを外せシリコン型のレジンクラフトの出来上がりです。
様々な形や用途別にシリコン型があり、好みのものを購入すると良いでしょう。
レジンスティック
プラスティック製のレジンスティックです。
レジンの調色で混ぜるのに使ったり、レジンを移し替えたりするのに使用します。
使用後にしっかりとふき取れば何度でも使用することができます。
ミニドライフラワー
5ミリ~1cm程度のミニドライフラワーの200個入りのセットです。
今回はUVレジンに封入してストラップを作りました。
使い切れないと思うくらいたくさん入っています。
「薄い色」のものを購入しましたが、思っていたよりも色が濃いです。
あえて濃い色を選択する必要もないなと思うくらいです。
パールビーズ(穴無し)
穴無しのパールビーズです。
UVレジンに封入したり、フラワーアート作品、デコパーツなど色々使うことができます。
ヤスリ(神ヤス・ダイヤモンドヤスリ)
かなり丈夫なスポンジヤスリです。
硬化したUVレジンをヤスリがけすることに使用しました。
目詰まりしたら歯ブラシなどで粉を落とすとかなりの回数の再利用ができます。
金属製のダイヤモンドヤスリです。
粗目にしかヤスリがけ出来ませんが、金属なので樹脂系に対して使っている分には劣化しづらく長く使えます。
スポンジヤスリとは違い、かなり力を入れてヤスリがけすることもできます。
9ピン・ストラップ金具
アクセサリーパーツの種類がたくさん入った金具セットです。
ストラップはもちろん、ネックレス、ピアス、イヤリング、チェーンが作れるセット品です。
これだけあれば基本的なアクセサリーはなんでも作れるので、おすすめです。(もっと早くから知りたかった…)
その他
ペーパーパレット(水をはじけばなんでもOK)
クリアファイル(レジンがくっつかなければOK)
その他、つまようじ・竹串・指サック・ゴム手袋・ウェットティッシュなど
ドライフラワーを封入したUVレジンストラップの作り方
透明レジンに着色する

透明レジンをペーパーパレットに流します。
代用品としてはお菓子などのプラスチックケースや、卵のパックも使えると思います。
実際に使ったのはごく少量だったのでモールドの大きさを考えながら量を調節しましょう笑

カラー染料を一滴ずつ、少量から入れてカラーを調節します。
色が濃くなりすぎると、光を通しにくくなって硬化不良などを起こしやすいので、濃度は淡めに調節しましょう。

レジンスティックでよく混ぜます。
混ぜる分にはつまようじでも良いですが、モールドに入れるときは、モールドを傷つける可能性があるので、先の丸いレジンスティックを使うと良いと思います。
モールドの両端に着色レジンを乗せる

グラデーションっぽく仕上げたいので、モールドの両脇にカラーレジンを付けていきます。
中央に透明レジンを入れる

両脇にカラーレジンを入れたら、中央に透明レジンを流し入れます。
モールドいっぱいにならないようにします。
着色レジンと透明レジンを混ぜてグラデーションにする

カラーレジンと透明レジンの境界となる部分をスティックで混ぜます。
全体を均一に混ぜてしまわないようにきをつけます。
混ぜすぎないでほどほどでやめることも大事です。
両脇はブルーに、中央は透明になるように意識することで綺麗なグラデーションになります。
ドライフラワーをランダムに乗せる

ミニドライフラワーを配置を考えながらひとつづつ乗せていきます。
レジンがブルーなので、メインをブルーにしても綺麗ですね。
私は全色入れてしまった感じです。

とりあえず各カラーのお花を3つづつくらい入れています。

とりあえず中央には花が多め、両脇は少なめに配置しました。
パールビーズを散りばめて、両面にUVライトを当てる

パールビーズをランダムに入れます。
全体的に可愛らしさが増しました。
パールによって泡があっても目立たなくなるような気がします。
UVライトを当てて硬化させます。
表面を硬化させたら、モールドの裏からもライトを当てます。
UVレジンは光を通らない部分は硬化しないので、お花の芯付近は光が通りにくいので、念入りにライトを当てます。
表面が凸凹しているので、透明レジンを乗せていく

硬化したものを一度取り出したら、ドライフラワー部分は凸凹しているので、透明レジンを盛っていきます。
もっと深いタイプのモールドであれば楽に仕上がっていたのですが、上塗りを重ねていきます。
ヒートガンで気泡を除く

レジンを使うと、気泡が入りやすいので、レジンの温度を上げることでレジンがサラサラになり気泡が抜けやすくなります。
ヒートガンが便利ですが、ドライヤーや、それらも使わない場合はつまようじで気泡をある程度潰すこともできます。
レジンを塗る、ライトを当てるの繰り返し作業
レジンをぷっくりさせるために以下の①~③を3回繰り返しました。
①凸凹をなくすため透明レジンを乗せる

表面をぷっくりさせるために透明レジンを乗せます。
ドライフラワーを封入しようとしたら思いのほか厚みが必要でした。
②表面を竹串で整える

透明レジンの表面をつまようじや竹串などで気泡を取り除きながら、表面を整えます。
③UVライトを当てる

UVライトを当てて硬化させます。
①〜③を3回繰り返します。
歪な形を整えるためヤスリがけをする

モールドからかなりはみ出る形になったので、端の方の形が凸凹になってしまいました。
ダイヤモンドヤスリやスポンジヤスリなどを使って表面が滑らかになるようにヤスリで形を整えます。

やすりがけをすると、フロスト加工のようなつや消しのような表面になります。
形が整ったらアクセサリーとして使うための加工をします。
9ピンをつけるためピンバイスで穴を開けて接着する

とりあえずストラップを付けるので、金具を付けるためにピンバイスで穴を空けていきます。
深さは5ミリ程度で良いと思います。
9ピンをカットして溝の高さに合うようにカット

9ピンを、掘った穴の深さに合わせて、ニッパーなどでカットします。
9ピンに接着剤を付けて穴に入れて固定する

カットした9ピンに瞬間接着剤を塗って穴に入れて固定します。
金具が緩ければレジンで接着する

接着剤だけで固定が難しい場合は、透明レジンをピンの穴付近に塗って抜けないように固定します。
表面のコーティングに透明レジンを筆で片面ずつ塗り、両面UVライトを当てる

表面が曇ったような状態ですが、透明レジンでコーティングすれば透明感が戻って綺麗になります。

表を塗ったら硬化して、裏面も同様に透明レジンでコーティングして硬化します。
9ピンの先端にストラップパーツを付けます。
ストラップ金具を付けて完成です!
ドライフラワーが水の中に沈んだような透明感のある作品になりました。



まとめ
今回はUVレジンにドライフラワーを封入してストラップを作りました。
形がややいびつなままですが、グラデーションがうまくいったように思います。
気泡も入りましたが、ドライフラワーを使えば完璧には取り除くことは難しいですね。
もっと深型のモールドがあれば、やすりがけ作業も不要になり、もっと短時間で作れますね。
反省点はきりがありませんが、髪留めなんかにも合いそうなレジン小物を作りました。
思ったより簡単にできるので、楽しく作ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!