石紛粘土などのフィギュアの表面をつるつるにするやすりおすすめ4種!特徴や使い方を紹介

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

自作フィギュアで欠かせないヤスリがけに便利な道具4選+αを紹介していきます。

ここでは石紛粘土やスカルピー粘土などのやすりがけに便利なサンドペーパー、スポンジヤスリ、金属ヤスリ、電動ミニリューターについて紹介します。

ヤスリがけに便利な道具3選!

動画:【美しい表面仕上げ!】自作フィギュア製作に便利なヤスリ3選!

粘土を形成した段階ではやはり表面の凹凸や不自然な部分が残ります。

粘土が固まった後は、カッターで削る、上から粘土で盛る、水でやわらかくして形を整える(石紛粘土)、などの方法ありますが、ヤスリがけも形成をととのえる加工の一つになります。

やすりがけも仕上げる頃には表面が滑らかになり、ツヤも出るので嬉しくなってきます(∩´∀`)∩

それでは今回は紙やすり・スポンジヤスリ・金属ヤスリ・電動リューターの特徴についてお伝えします。

紙ヤスリ・サンドペーパーの特徴

紙やすりとスポンジやすり。
紙やすりとスポンジやすり。
サンドペーパー・紙やすりの使用
サンドペーパーを使ってサンディング

紙やすり・サンドペーパーの使いやすいところ

番手の種類が豊富で粗削りから表面をピカピカに研磨できるものまであります。(400番未満は削り、やすり。400番以上は表面仕上げ、研磨。)

変形できるのでやすり面にフィットさせて、大きな面積の凹凸ををやすりがけしやすいです。

緊急に必要になった時も100円ショップなどで手に入りやすいです。

使いやすいサイズにハサミで切って使えます。

耐水性のものだと、粉塵で目詰まりしてきたら水で洗い流して繰り返し使えます。

石粉粘土で番手の高いものを使えば表面がツルツルになるので、石膏像のような美しい表面に仕上げることも可能です。

紙やすり・サンドペーパーの使いにくいところ

細く狭い場所のヤスリがけが難しいです。細く切るなどである程度対処できます。

使っていくうちに紙の形状が保てなくなり、折れたり曲がったり、ボロボロになってきます。

使った分やすりがけが出来なくなってくるので使い捨ての消耗品になります。

おすすめの紙やすり

紙やすり耐水ペーパー10種40枚セット

サイズ:230mm×93mm
番手:240 400 600 800 1000 1200 1500 2000 2500 3000

耐水ペーパーなので、水につけながらのサンディング作業も可能です。

水で紙がふやけることもないので普通の紙やすりよりは耐久性があります。

粉塵で目詰まりしたら歯ブラシなどで落として再利用します。

おすすめのスポンジやすり

ゴッドハンド神ヤス!スペシャルパック33枚入り(3種類の厚み×11種類の番手)

35mm×20mmの使いやすいサイズにカットされたスポンジヤスリで、120番手から10000番手の表面処理までできるセットです。

布のような素材で簡単に破れてしまうことはなく、石紛粘土、スカルピー粘土、プラスチックなどに使用することができます。

特に120番、240番はやや研磨しづらいスカルピー粘土でもサクサク削れます。

粉塵で目詰まりしたら歯ブラシなどで落として再利用できます。

スポンジやすり&シャイナー21点セット
スポンジやすり&シャイナー21点セット

スポンジヤスリは紙やすりとは違い、厚みや弾力があるので、手に持ちやすくとても扱いやすいです。

曲面や広い範囲にフィットするし、カットすれば細かい部分にも使えるので、様々な範囲で使うことができます。

スポンジ部分が丈夫なので削りカスを落としながら使うとかなり長持ちします。

小さくカットしてピンセットで挟んで使うことができます。

ハサミで自由にカットできるので、研磨したい場所に合わせて使うことができます。

長持ちしますが、摩耗はしていくので、紙やすりよりは長く使える消耗品として使います。

石粉粘土やスカルピー粘土(オーブン粘土)プラスチック、オーブン粘土、木材、などに向いています。

ダイヤモンドヤスリ(金属ヤスリ)の特徴

金属やすり色々
金属やすり。一番右にあるのは爪用やすりです笑

ダイヤモンドやすりの使いやすいところ

研磨剤がダイヤモンド粒子であるため、研磨能力が高く、木材、金属、ガラス、プラスチックなどの幅広い素材に使用することができます。

ダイヤモンドヤスリは粒子が硬質なので、耐久性があり、劣化が少なく長期間の使用が可能です。

様々な形状のタイプがあるので、紙ヤスリなどでは届かない精密な研磨作業のできるものもあります。

耐水性でもあるため、水を使いながら研磨することもできます。

ダイヤモンドヤスリの使いにくいところ

全面に研磨剤が付いているため、片面だけで磨くことが出来ず、必要ない部分まで研磨してしまうことがあります。

曲面に対応しづらく、なだらかな曲面の広い面積を研磨することが難しいです。

目詰まりがしやすいので、効果が出なくなってきたら硬質ブラシなどで、目詰まりした素材を落としてから再利用します。

紙ヤスリほどの番手の豊富さはないので、基本的には切削用として使うことになります。

ダイヤモンドヤスリ(金属ヤスリ)の使用
ダイヤモンドヤスリ(金属ヤスリ)の使用

おすすめのダイヤモンドやすり

ダイヤモンドやすり(金属ヤスリ)は消耗しずらいので、よほど無茶な使い方さえしなければ買い替える必要が無いと思えるほど手軽で使いやすいものです。

10本セットは様々な形に対応しているので、面や曲線、溝などの形状に応じた部分的な切削が可能です。

工具箱の中からスッと出してすぐに使えるのも大変便利です。

番手の細かいものが無いので、艶出しなどにはサンドペーパーやスポンジヤスリなどを使用します。

電動ミニリューターの特徴

充電式の電動ミニリューターと交換部品セット
私が使っている充電式の電動ミニリューターと交換部品セット。

電動ミニリューターは先端部分が高速回転して、部品を付け替えることによって、研磨、カッター、穴あけ、バリ取りなどの作業のできる工具です。

自作フィギュアだけでなく日曜大工の工作、修繕などのDIYなどに幅広く活用できる工具の一つでもあります。

電動リューターは先端の研摩パーツを高速回転させて粘土を切削研摩することができます。

安価なものでは電池式のものや、充電式のもの、コンセントに挿すタイプがあり、大きさや回転回数の違うものや、連続駆動時間の違いがあります。

先端パーツが交換できるので、切削研摩や表面処理用にパーツなどに交換して使うことができます。

電動ミニリューターの良いところ

大型のものではなく、ペンタイプで、USBで満充電で長時間(1時間程度)稼働可能なものが便利です。

切削作業は手作業でやるよりも早く削れて、大幅に労力や時間短縮ができます。

他のタイプのヤスリが届かない狭い場所を削ることができます。

他に穴をあけたい場所や、大きく変形させたい、削りたい箇所にも力技を利かせることが出来て有効です。

先端の回転パーツを交換することで、研磨だけでなく、カッターや穴あけドリルとして使うこともできるので1台あれば便利です。

自作フィギュアづくりに必ずしも必要ではなく、無理に購入しなくても良いのですが、3000円〜5000円程度で手に入ります。

電動ミニリューターの使いにくいところ

削るときに粉塵が空中に舞いやすいので、無害のものでも肺に入るのは避けたいのでマスクは必要です。(普通のマスク)

粉塵が飛び散らないようにダンボール箱などのボックスや大きな透明な袋の中などでの作業が粉塵が飛び散らず良いです。

先端の種類にもよりますが、電動リューターのみで表面全体を整えるのは難しいです。

電動リューター使うとフィギュアに回転振動を与えるので、厚みが薄い部分や強度の弱い部分を割ってしまいやすいので弱い部分に押し付けすぎないように気を付けましょう。

おすすめの電動リューター

セリアの電動リューター
セリアのネイルアートコーナーなどに置いてある電池式リューターもあります。先端部品も販売しています。

セリアの爪磨き用リューター

爪を磨く目的ではありますが、石粉粘土であれば十分使えるレベルです。

本体と先端部品と電池で330円と非常に安価で、頻繁に使わないのであればこちらでも十分です。

電池の交換でコストが高くなってくれば、電動リューターの購入を検討してみても良いと思います。

電動ミニリューターの使用
電動ミニリューターを使用している様子

充電式ミニ電動リューター

USB充電式のミニリューターです。

回転速度は5段階に変速可能で、満充電で45分間使用可能です。

先端のパーツを交換することで、切削研磨・カッター・ドリル・などに使用できます。

太さの違うパーツも付け替えることができるので、別売りのパーツを追加購入していくことが可能です。

まとめ

自作フィギュア作りに便利なヤスリは、サンドペーパー、ダイヤモンドヤスリ(金属ヤスリ)、電動ミニリューター、などがあります。
サンドペーパーは切削、研摩、仕上げ作業全般をカバーすることができます。長持ちしづらく消耗品です。
ダイヤモンドヤスリ(金属ヤスリ)は切削研摩に向いていますが、広範囲や表面仕上げには向いていません。
電動ミニリューターは切削研摩表面仕上げが可能でスピーディです。広範囲、曲面には向いていません。
3種類のヤスリを用途別に使い分けることで、作業が楽になります。

とりあえず基本の紙やすり(サンドペーパー)の番手の種類がある程度あれば特に問題はありません。

使っているうちに必要なものが分かると思うので、色々試していくと良いと思います。

楽しい自作フィギュア作りライフを楽しみましょう♪

Picture of 記事を書いた人:うりねこ

記事を書いた人:うりねこ

50代から突然、粘土でのフィギュア作りにハマる。アニメなどの登場キャラクターなどを様々な種類の粘土で作りながら試行錯誤中。制作過程をサイトやYouTubeで発信している。猫と一緒に住んでいる。

上部へスクロール